大量のオピオイド鎮痛薬と在宅酸素療法により外泊が可能となった終末期肺癌の1例
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概要
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症例は53歳、男性。肺大細胞癌と肋骨浸潤の診断で治療を続けてきたが、癌の増大に伴う疼痛が悪化し、内服オピオイドと鎮痛補助薬による疼痛コントロールを開始した。内服薬のみでは疼痛緩和は不十分でフェンタニル貼付薬を併用した。その後も疼痛は悪化し、携帯用精密持続注射用ポンプを用いた塩酸モルヒネ投与とした。終末期の疼痛コントロールにはフェンタニル貼付薬を併用して、塩酸モルヒネを1日約5000mg 必要であった。また在宅酸素を導入することで、終末期に短期間ながら外泊を可能にした。積極的な緩和医療を行ない、併発した呼吸不全に対しても在宅酸素療法を加えて外泊を可能にした終末期肺癌の1例を経験した。
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