食品に対するクリプトスポリジウムの添加実験と免疫磁気ビーズ法による回収
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概要
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「感染症新法」の第四類に指定されているクリプトスポリジウム症の病原体Cryptosporidium parvumの主な伝播様式は飲料水などを介した水系感染であるとされている。そのため、国は予防対策として、水道における監視体制を整備してきたが、海外では野菜やジュース類を介した感染も報告されており、食品における監視も重視されている。しかし、食品についてのクリプトスポリジウム検査法は未だ確立されておらず、報告数も少ない。本研究においては、クリプトスポリジウムの濃縮・分離法として免疫磁気ビーズ法を用いて、行政試験上検査の必要性が生じた数種の食品に対するクリプトスポリジウム添加回収実験を行ったので、その成績について報告する。
- 北海道立衛生研究所の論文
- 2002-11-29
著者
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