光の可干渉性(Coherency)とその応用
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概要
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レーザの発達につれて光のcoherencyという問題がとりあげられてきた.coherencyというのは直訳すれば可干渉性ということである.しかし光というものはマックスウェルの微分方程式の解として与えられ,この微分方程式は線型であるから,その解の重ね合せもまた解である.これを干渉というならば,どのような光でも完全に可干渉のはずであり,干渉性をうんぬんするということはおかしい.しかし実際には同一光源をほぼ同時に出た光でなければ干渉縞は観測されず,同一光源でも時間を隔って出た二つの光は,その時間に比例して可干渉性が悪くなるという実験事実がある.これはどのように説明されるかをのべ,これを応用した二三の測定法の例をあげてみよう.
- 東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science. University of Tokyo,東京大学生産技術研究所 応用光学,Institute of Industrial Science. University of Tokyoの論文
- 1963-10-01
東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science. University of Tokyo,東京大学生産技術研究所 応用光学,Institute of Industrial Science. University of Tokyo | 論文
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