大型プラスチック気球の放球法
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概要
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大型気球の使用は約20km以上40km前後の高層に,長時間とどまる必要のある目的の場合には,現用航空機や人工衛星もおよばない唯一の方法であるが,これを計画どおり放球飛昇させることは地上風に災いされて,なかなかの難事である.ここ数年来各種観測ロケットを最も多く打ち上げているアメリカにおいてさえも,大型プラスチック気球の利用と開発が盛んである.ここでは主としてアメリカでこの種の気球を,地上からいかにして放球しているかを紹介し,あわせて現在わが国で試みている方法にふれた.なおアメリカで予備テストが現に進行中のStratoscope IIの特異な構造と放球方式およびこれに使用される基地,Scientific Balloon Flight Stationについても述べた.
- 東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science. University of Tokyo,東京大学生産技術研究所 ロケット工学 ロクーン,Institute of Industrial Science. University of Tokyoの論文