写真測量を応用した建築の実測 : 旧工部省品川硝子製造所建築の実測
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概要
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建築遺構の実測図作成は,建築史の研究のもっとも重要な作業の一つである.建築史の研究が精緻になるにしたがって,実測図もますます正確さを要求されるようになったが,従来のようにスケールを当ててはその数値を読み作図する方法では,高度の熟練を要し,多大の労力と時間を消費して,しかも部分的には復原図になったり推定図になったりするうらみがある.それらの欠点をカバーし,さらに複雑な曲線・曲面を正確に,しかも容易に測定・図化する方法として写真測量の応用が考えられるようになった.ここに建築遺構の実測に初めて写真測量を用い,図化した作業の経過を報告する.
- 東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science. University of Tokyo,東京大学生産技術研究所 生産技術史,東京大学 建築史,Institute of Industrial Science. University of Tokyoの論文
- 1962-04-01