高知県のオオイタサンショウウオHynovius dunniにおける幼生の生存率
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概要
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高知県西部の幡多地方において, オオイタサンショウウオの生息調査を実施し, その保護を目的とし人工池を3か所に造成した。その人工池2か所において, 卵数に対する幼生の変態間近までの生存率を調査した結果, 49.3%と38.4%であった。また, 比較対照として, 生息地の自然池の傍らに置いた2個のポリ容器と実験室内外に設置した2個の水槽等を使用し, 卵嚢のふ化率と卵数に対する幼生の変態間近までの生存率を調査した。ふ化率は, ポリ容器では84.7%と63.7%, 実験室では82.5%と86.8%であった。生存率はポリ容器においてのみ調査し餌がほとんどない状態で1.6%と4.4%であった。
- 香川生物学会の論文
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