信州大学における麻疹の予防対策 : 大学生における麻疹の全国的な流行より
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概要
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平成19年4~6月にかけて大学生の間で全国的に麻疹が流行,信州大学においても2名の麻疹患者が発生,予防対策を講じた。2,764名の学生と職員に麻疹の抗体検査を行い,71名(2.6%)の陰性者,136名(4.9%)の偽陽性者に予防接種を実施した。集団発生は見られなかった。本邦の麻疹抗体保有率の状況から,大学生における集団感染は今後も繰り返されると予想される。今回の流行は,全国的な抗体検査キットやワクチンの不足をもたらした。小児の定期予防接種に影響を与えかねず,公衆衛生上の問題を抱えている状態にある。麻疹輸出国と称される中,国を挙げて麻疹対策を図る必要があると考えられる。
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