家族に対するがん告知
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概要
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近年、最高裁判決で医師の説明義務の範囲が患者だけでなく、その家族にも及ぶと判断された。これにより、医師は患者本人以外である家族等に対してもがんの告知義務を負担することとなる。しかし、なぜ、医師は診療契約の当事者以外の家族に対して、告知義務を負うのかが問題となる。患者の家族に対するがん告知に関しては、わが国における研究は十分に尽くされていないのが現状である。医師と患者との診療契約において、患者の家族は如何なる法的地位を与えられるのかと言う点は、詳細に検討すべき課題であろう。そこで、本稿においてはこの点を検討するために、2でがん告知と家族が問題となった裁判例および学説の同行を整理し、医師の裁量権、家族へのがん告知、告知適否義務を診療契約の観点から考察するという構成をとっている。
- 2009-09-30
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