脳卒中患者の維持期における体験
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概要
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本研究の目的は,脳卒中患者が維持期にどのような体験をしているのかを明らかにすることである。研究は,質的帰納的に継続的比較分析し,研究対象者は男性21 名,女性4名の計25 名,年齢は63.8±6.7 歳,FIM は115.7 ± 6.5/126 点であった。分析の結果,脳卒中患者は維持期において,【リハビリテーション】に取り組むことが体験の中心にあり,【慣れる】という比較的ポジティブな体験と,【もどかしい】という比較的ネガティブな体験の中で揺れ動いていた。【慣れる】からさらにポジティブな【脳卒中の産物への気づき】という体験と,逆に【もどかしい】から,さらにネガティブな【落胆】という体験も確認できたが,いずれも段階的に変化するのでなく,回復過程の中で揺れ動いていた。これらの体験は,【リハビリテーション継続要因】と関連していた。
著者
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