地域住民への訪問実習における学生の体験記述の特徴--基礎看護学実習1の実習記録の分析から
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概要
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本研究目的は、「基礎看護学実習Ⅰ」の実習記録の分析を通して、学生がどのように実習体験を記述して学びを深めていくのか、その特徴を明らかにして今後の実習指導を検討するための一資料を得ることを目的とする。日本赤十字広島看護大学1回生141名のうち、研究の同意が得られた77名の学生の実習記録を対象とした。それを質的に分析した結果、体験記述の特徴は次の5つに分類できた。体験全体の客観的な記述から考察を中心にした記述が見られた<体験の考察中心記述>、自分が捉えた対象者像を中心に記述していた<対象者像描写中心記述>、対象者が語る体験談の内容に対する記述考察が主であった<話題内容中心記述>、対象者の話の内容や実習体験に対する印象や感想を主に記述している<体験の印象・感想中心記述>、実習体験の中から関係の振り返りや自己の反省を中心とした考察記述が主であった<自己反省中心記述>であった。
- 日本赤十字広島看護大学の論文
日本赤十字広島看護大学 | 論文
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