【資料】オストメイトのストーマの受容に関する和文献の検討
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概要
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本研究では、ストーマの受容の定義、ストーマの受容過程、ストーマの受容を促進する看護ケアについて1985年から2001年までの和文献を検討した。結果として、ストーマ受容の概念は、一定の所見に至っておらず明確ではないが、新たな価値観を得ること、新しい自己イメージを形成すること、ストーマのセルフケアが可能になるという点で障害受容の概念とほぼ一致していた。ストーマの受容過程は、理論どおり一定の段階を経過するものと、一定の段階を経過しないものに大別された。ストーマの受容を促進する看護ケアは、回復モデルにより、オストメイトの疾病・障害の理解を促進するケア、社会資源を活用し、家庭復帰や社会復帰を継続的に支援するケアであった。看護師がオストメイトの生活を再構築していくために、オストメイトの体験や語りから、帰納法的にストーマ受容について明らかにしてくことが必要である。
- 日本赤十字広島看護大学の論文
日本赤十字広島看護大学 | 論文
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