環境論Ⅶおよび環境論Ⅷ受講生による大和川水系の水質調査について
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概要
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環境論Ⅶ及びⅧの講義の一環として行われている大和川水系の水質調査の11年間に亘るデータを分析したところ以下のようなことが分かった。1.CODやパックテストなどの化学分析をもとにした水質調査は、まず最初に分析操作の手技を細かく 教えてから現地調査と分析を行い、全ての調査地点の結果が出そろった後で分析の意味や原理等につ いて説明した方が、最初に分析の意味や原理を解説するよりも良い結果が得られた。2.CODの測定には、講義時間の制約や多くの受講生が化学的な知識と経験に乏しいという制約から、 相当に簡略化した分析方法を用いが、この方法でも大和川水系の水質を大筋で捉えることができ、大 和川の水質と環境を体験を通じて考えるという本講義の目的に合致するものであった。3.調査した大和川水系の水質は1997年の調査開始以来全体としては徐々に改善していることが分かっ たが、 浄化センター北と浄化センター南では2004年頃からは逆に水質が悪化していた。
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