A Remark on Argumentation in OT Syntax : Legendre's Analysis of Romanian Verbal Clitics
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概要
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In this short note, I have shown that the "standard" syntactic argumentation based on the assumptions of pre- or non-OT frameworks cannot be used in OT syntax, by exhibiting Legendre's analysis of Romanian verbal clitics. She claims that Romanian verbal clitic are syntactically inert, but once an OT appraoch is taken, analyzing them as independent lexical heads is compatible with the facts that she provides. Through this discussion it has been shown that in some cases it is difficult to find independent evidence for the structure that we want to be the optimal output, and probably what needs in OT syntax is not just independently motivated constraints and/or structures, but independently motivated rankings.最適性理論は、それ以前の他の理論とは相容れない理論的仮説に立脚している。特に、「制約は違反可能である」という仮説は、1980年代のチョムスキーによる原理とパラメータの理論では仮定されておらず、90年代半ばから現在にいたる極小主義アプローチでも取り入れられていない。従って、最適性理論の枠組みで統語論を扱う場合には、最適性理論以前の枠組みで得られた成果をそのまま利用できない場合もある。この点は、残念ながら、研究者の間で十分認識されているとは言えない。このような現況を踏まえ、本稿では、Legendre(1998,1999,2000,in press)によるルーマニア語動詞接語の分析を例にとり、純粋に最適性理論的な考えのみで分析すれば、異なる結果が導かれる可能性があるということを示し、最適性統語論を行う際の論証に必要なのは、独立に動機付けられた構造や制約というよりは、むしろ、独立に動機付けられた制約の順序であることを主張する。
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