技術教育における技能習得過程の認知モデルに基づく学習指導の試み : 金属加工作業における「技能の学び方」に焦点を当てて
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概要
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著者提供原稿本研究の目的は,中学校技術科において生徒に「技能の学び方」を習得させる学習指導方法のあり方を検討することである。そのために,金属加工の題材「フォトスタンドの製作」を事例に,シュミット(1975)のスキーマ理論に基づく「技能習得の7段階モデル」を設定し,生徒のつまずきの実態を踏まえた教材・教具を活用した学習指導を構想し,実践した。その結果,実験授業の後半において生徒の「フィードフォワードによる解決行動」が促されると共に、「失敗・不安」が減少する傾向が認められた。また,実験授業の前後では、技能習得過程に関連する自己評価能力の中で、「評価基準設定」因子と「目標志向性」因子がそれぞれ向上する効果が認められた。
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