ソ連の新社会経済発展戦略
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概要
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ソ連は、経済力と軍事力を強め、国内の政局を安定させるとともに、軍備競争や世界の新しい科学技術革命などの挑戦に対処するため、社会経済の発展を促進する新しい戦略をつくりだした。この新しい戦略は、より開放的な指導方針や経済発展の加速化、総合的管理の実現、外交政策との結びつきの強化などに重点をおいているところに特徴がある。この基本目標を実現することができるかどうかは、とくに前半の五年間にかかっており、そこでは経済管理の改革がキーポイントである。この経済改革には、有利な条件もあれば不利な条件もあるので、ある程度の効果をおさめることができるとしても、予想どおりの目的に完全に達するのはけっして容易なことではないとみられる。
- 九州大学法政学会,Hosei Gakkai (Institute for Law and Politics) Kyushu Universityの論文
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