カキ'富有'樹の生長、乾物生産および分配に及ぼす温度の影響
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概要
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ポット植栽の1年生'富有'('西条'実生台)樹と1年生'西条'実生樹を供試し、3月1日より9月2日まで、15℃、20℃、25℃および30℃の恒温条件の人工気象室(自然光、相対湿度75%)を使用して、樹の生長、乾物生産および分配に及ぼす温度の影響を検討した。新梢伸長、各器官の新鮮重および乾物重は、'富有'樹は25℃と30℃、'西条'実生樹では30℃が最も優れた。単位葉面積当たり乾物生産量は低い温度で多かったが、1樹当たり乾物増加量は、'富有'樹は25℃と30℃、'西条'実生樹では30℃が最も優れた。新梢への同化産物の分配率は、'富有'樹は25℃と30℃がほぼ同じであったが、'西条'実生樹では25℃より30℃が明らかに高かった。
著者
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文室 政彦
Horticultural Branch Shiga Prefectural Agricultural Experiment Station
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井上 宏
Department of Biotechnological Science, Kinki University
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井上 宏
Department Of Biotechnological Science Kinki University