持続脊髄くも膜下ブロックでPhantom rectum に伴う異常感覚が出現した症例
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概要
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骨盤内臓全摘術後の腫瘍再発による下肢痛の患者で、塩酸モルヒネ静脈内投与で疼痛管理が困難になった.持続脊髄クモ膜下ブロックを開始したところ,下肢痛は消失し塩酸モルヒネ持続静注量も減量できた.しかし,下肢痛の消失とともに患者は肛門部違和感を訴えるようになった.原因として持続脊髄クモ膜下ブロックにより誘発されたphantom rectum (旧肛門部幻覚)を考えた.治療は抗うつ薬が有効であった.
- 2009-04-01
著者
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