A case of prostatic duct adenocarcinoma: its clinical significance in comparison with typical acinar adenocarcinoma
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概要
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根治的前立腺全摘除術を施行した前立腺導管癌の1例を報告する。病理学的病期(pT3bN1)は術前の臨床パラメータ(cT1cN0,PSA7.64ng/ml)に基づく予測よりも進行していた。主病変の導管型腺癌は移行領域を占拠し, その周囲に通常型腺癌の小病変が散在していた。また導管型腺癌細胞と通常型腺癌細胞とが隣接して同一腺管の中に共存する部位も認められた。リンパ節転移部位には導管型腺癌細胞のみが認められた。さらに両型の腺癌細胞においてPSA蛋白の強発現とp63蛋白の消失がみられることを免疫組織化学的に確認した。前立腺導管癌を通常型腺癌と区別する臨床的意義について考察した。(著者抄録)
- 泌尿器科紀要刊行会の論文
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