Belousov-Zhabotinsky反応のラセン
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概要
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生体における心臓や神経組織の活動電位の伝播、あるいはベローソフ・ジャボチンスキー反応(Belousov-Zhabotinsky反応、略してBZ反応)などの化学反応系などに特徴的に見られる進行波(traveling waves)は、空間に展開された興奮性媒体(excitable media)に認められる特異な現象のひとつである。興奮性媒体には一般に:・一定周期で自励的に発振する「振動性(oscillatory)」・閥値を越えた刺激に応答して一過的に興奮する「興奮性(excitable)」と呼ばれる異なる2つの状態がある。前者は不安定定常解、後者は安定定常解に対応するもので、現象的には進行波列の有無という明瞭な違いがある。こう書くと、振動性と興奮性は容易に区別されるもののように思われるかもしれない。けれども、興奮性媒体が単線ラセン波(a single-amed spiral)で頚われているとき、この興奮性媒体が振動性であるか興奮性であるかを織別するのは必ずしも容易ではない。興奮性媒体中のラセン波にはこのように単純でちょっと意外な問題が残されている1)。本稿で扱うゲル中のラセン波の起源もこの種の問題に属するものである。
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