所謂潛在性白米病家兎に於ける骨移植に關する研究
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概要
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體重2kg前後の幼若なる家兎を試驗群及び對照群に分ち,對照群には主食として玄米を與へ,試驗群には白米を主食とし攝らしめ,副食物としては兩群共に1頭に就き1日量靑菜40g,ニボシ3gを與へ,試驗群に於て所謂濳在性白米病家兎を作製せり。斯くして兩群に於て手術的に骨移植術を施し,其の治療機轉を週を追ひて肉眼的,レ線學的及び組織學的に比較檢索したるに,骨新生期及び骨改造期の初期に於ては兩群の間に著明なる差異を認め,對照群は試驗群に比して假骨生成竝に骨質吸收添加遙かに旺盛且つ迅速なり。然れども其の後週を經るに從ひ,骨改造機轉は兩群に於て漸次不活?となると共に,試驗群に質的及び量的に常に劣れりと雖も,其の所見次第に對照群に近似し來るを認めたり。新字体抄録:体重2kg前後の幼若なる家兎を試験群及び対照群に分ち,対照群には主食として玄米を与へ,試験群には白米を主食とし摂らしめ,副食物としては両群共に1頭に就き1日量青菜40g,ニボシ3gを与へ,試験群に於て所謂潜在性白米病家兎を作製せり。斯くして両群に於て手術的に骨移植術を施し,其の治療機転を週を追ひて肉眼的,レ線学的及び組織学的に比較検索したるに,骨新生期及び骨改造期の初期に於ては両群の間に著明なる差異を認め,対照群は試験群に比して仮骨生成並に骨質吸収添加遥かに旺盛且つ迅速なり。然れども其の後週を経るに従ひ,骨改造機転は両群に於て漸次不活?となると共に,試験群に質的及び量的に常に劣れりと雖も,其の所見次第に対照群に近似し来るを認めたり。
- 1944-02-28
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