近代日本における看護婦養成の変遷と現代への示唆 : 明治元(1868)年~終戦(1945)年
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は,近代日本(明治元年~終戦までの80年間)の看護婦養成の変遷を大きな流れをつかむことに主眼をおいて概観し,この間の歴史的変遷から現代への示唆を明らかにしたものである。近代日本は,国家としては「近代化」を目指したが,看護婦養成としては,近代化には至らなかったが,それでも明治初期に「業」としての「看病人が誕生」し,明治20年前後には私的にではあるが看護婦養成が開始され5校の養成所が開校した。大正4年に全国統一の「看護婦規則」が制定され看護婦資格の統一が行われた。この80年間は,戦時への対応などのために看護婦養成の教育内容を充実させるには至らなかった。一方には近代日本の女子最高学府としての看護婦養成機関が設立されるなど,戦後への希望を残しはしたが,教育問題の根を張らせた時代でもあった。
- 2005-09-30
論文 | ランダム
- マラヤ村落の貧困とその対策に関する一研究--アジス教授の所説を中心として
- SF6e-1 抗癌剤CPT-11の宿主免疫能に対する作用, およびOK-432との併用効果
- New Aspects in Nanofabrication Using Near-Field Photo-Chemical Vapor Deposition
- Initial growth process of a Zn nanodot fabricated using nonadiabatic near-field optical CVD
- PP-896 胃癌の腹膜播種に対するMMC・OK-432術中腹腔内投与療法の効果, 特にOK-432併用の意義について