図書館用RFIDシステムの開発Ⅰ : 13.56MHz RFIDタグの共振周波数の評価
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概要
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RFIDタグはリーダ・ライタと電磁界の結合を利用して電力並びに信号のやりとりを行う。非接触で情報交換が可能なことから、図書館においても蔵書管理をはじめとする様々な利用が期待されている。しかしながら、この技術は万能ではなく、タグとリーダ・ライタが交信する際に重要となるタグの共振周波数が大きくずれると交信性能が低下する、あるいは交信できないという状況を生じやすい。この周波数は、タグの周りの環境に左右され、単にタグを貼付対象である物に貼り付けるだけでも変動する。本報告では、13.56MHz帯RFIDタグを図書の管理に用いることを想定し、その共振周波数に、図書を構成する基本素材である紙が及ぼす影響と図書を並べた場合に起こる近接する他のRFIDタグが与える影響を実験により評価した結果を報告する。
- 九州大学附属図書館研究開発室,Kyushu University Library, Research and Development Divisionの論文
- 2006-06-01
九州大学附属図書館研究開発室,Kyushu University Library, Research and Development Division | 論文
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