札幌市のモニュメンタル建築における視覚的様相の季節変化に関する研究
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概要
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This research explores the changing appearanceof color of architecture. Different seasons create differentappearances. The purpose of this research is to demonstratethe changing appearance of color by comparingarchitecture between summer and winter in Sapporo city.The aspect of visual phenomena, such as color and light,can be understood by analyzing the appearance of architecturalspaces. This research aims to clarify the phenomenonabout appearance of color of architectures in northerncity. 都市の中の建築は、周囲の環境の影響を受けたり、影響を及ぼしながら存在していて、それ自体のみの影響しか考える必要のない建築は立地上少ない。しかしながら、経済性を中心に考えていくあまり、他の影響よりはその建築自体のことを考えていくばかりである。建築ファサードは、人々が建築を視覚的に認識する上で重要な要素である。また、積雪寒冷地の都市においては、降雪、積雪、融雪という「雪」の現象事項を無視した建築の存在は難しい。現在、景観などに使われている色彩の研究は、従来の表色手法を用いた研究が主であり、色彩の現象的側面を扱った研究は少ない。本稿は、建築ファサードにおける色彩現象を、視覚的様相としてとらえる。D.Katz1) は、様相を分類し考察している。奥2) は、様相を用いて都市景観の事例分析をし、様相を体系化した。亀谷3) は, 様相概念の有効性と都市計画、建築計画的手法としてのあり方を論じた。また、柳原4) は、都市景観における様相の時間変化を解明するために歴史的な建物とその周辺建物の様相の時間変化の現状把握をし、その多様性、安定性を明らかにした。本稿では、積雪寒冷都市である札幌において、都市に存在するモニュメンタル建築のファサードについて夏季と冬季で様相の時間変化を把握し、実態を明らかにする。調査対象地域として札幌市中心部の建築を事例とし、様相の時間変化を把握する。更に、周囲建物との関係性を明らかにする。また。積雪寒冷地の特徴である積雪時と非積雪時による違いを明らかにしていく。
著者
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