法と社会の動態的構造をふまえた法教育のあり方 : 法に求められる新たな役割を手がかりとして
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概要
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私たちが生活する社会にとって、法の果たす役割は大きい。今日、国家や行政、経済システムなどが、その規模を拡大し、複雑化するのに伴い、法の役割もますます大きくなっている。このような社会的状況を前に、私たちは法に対して何を求め要求するのか。それに対して法は、どのような機能を果たし応えているのか。まさに法は、社会の様々な要求によって変えられ、そのことがまた、社会を変える端緒ともなっている。法と社会が相互に関わり合いながら、動態的に変化していく中で、私たちは今、法とどのように関わっていったらよいのかを改めて問い直していく必要がある。 さらに、社会の変化をふまえた法に関する教育のあり方について考察する。現在の学校教育とりわけ社会科における学習は、依然として、日本国憲法や様々な諸権利、制度などの理解が中心であり、法の静態的な理解にとどまるといえる。そこで、社会の変化や法と社会の動態的構造をふまえ、私たちが主体的に社会のよりよいあり方を考えていける教育内容を、どう構成していったらよいのか検討していく。
- 千葉大学大学院人文社会科学研究科の論文
- 2007-03-20
千葉大学大学院人文社会科学研究科 | 論文
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