接触場面における「聞き返し」調整計画についての一考察
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概要
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本稿では、接触場面において11人の日本語非母語話者が使用した「聞き返し」をフォローアップ・インタビューのデータを加えて分析した。その結果、従来あいまいな「聞き返し」とされていたものの中に、「聞き返し」が生成される調整計画の段階で、問題解決のために脇の会話への進むことを予告するために使われる「聞き返し」があることが確認された。また、調整計画は、①再調整計画、②再調整の回避、③話題の終了、をする場合に変更される場合があることも確認された。これらのことから、「聞き返し」を総合的に理解するためには、「聞き返し」が生成されるプロセスに焦点を当てた研究を進める必要がある。
- 千葉大学大学院人文社会科学研究科の論文
- 2007-03-20
千葉大学大学院人文社会科学研究科 | 論文
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