ベンチャーキャピタルファイナンスにおける転換社債型新株予約権付社債の利用
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概要
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一般に,企業は財務活動と営業活動のバランスをとりながら,上手くリスク管理して事業継続していくべきであると考えられる。ベンチャー企業の場合,そのプロジェクトの不確実性やリスクが大きく,当該企業と投資家の間の情報の非対称性も大きいと思われる。したがって,ある程度財務基盤を強固にしておく必要があるが,実際にはこれは困難な問題である。ベンチャーキャピタリストの立場からは,株主資本でベンチャー企業に投資することはリスクが大き過ぎ,負債による資金提供はそのリスクに対してリターンが少ないであろう。他方,ベンチャー企業側からすれば,株主資本による調達は経営の自主性を脅かすことになり,負債による調達は,財務内容の悪化が経営の足かせになるかもしれない。本稿の目的は,このような状況において転換社債型新株予約権付社債が果たす役割を分析することである。その結果,転換社債型新株予約権付社債がベンチャー企業とベンチャーキャピタリスト双方に効率的な投資を促すインセンティブとして機能することが示される。
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