日本とタイ国で分離された日本脳炎ウイルス株間のペプチドマッピングによる比較
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本とタイ国で分離された日本脳炎ウイルス株をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動により分析した,検査したすべての株において三種の構造タンパクV1,V2,V3を認めた.黄色ブドウ球菌V8タンパク分解酵素によって中山株のV3タンパクは他の株のものよりも容易に加水分解された.より高濃度のV8タンパク分解酵素を用いるとすべての株のV3タンパクは加水分解されて類似のペプチドパターンを示した.Purified preparations of Japanese encephalitis (JE) virus isolates from Japan and Thailand were analysed by sodium dodecyl sulphate polyacrylamide gel electrophoresis (SDS-PAGE) to reveal their structural proteins. Three structural polypeptides, V1, V2 and V3, were observed with all the strains under reducing condition. Limited digestion of V3 by Staphylococcus aureus V8 protease showed that Nakayama strain was more easily cleaved than other isolates. At higher concentration of the protease, V3 structural protein of all the strains were cleaved with similar peptide pattern.
- 長崎大学熱帯医学研究所の論文
- 1985-12-28
長崎大学熱帯医学研究所 | 論文
- あらためて物理的バリアーを考える (第2部 研究集会) -- (感染症制圧をめざしたベンチャービジネス)
- HIV感染症の変貌とその対策
- ミニブタを用いたヒト住血吸虫症モデルの確立と応用
- 熱帯感染症に対する宿主感受性を決定する遺伝子多型の解析
- シャーガス病の病態に関する免疫遺伝学的研究