養護教諭の気管支喘息をもつ子どもへの支援に関する研究
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概要
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現在、気管支喘息は年々増加しており、有症率は成人では3~4%、小児では5~6%であるといわれている。そのため学校で養護教諭や教諭が気管支喘息の子どもの対応をする機会も増加しているものと予想される。そこで本研究では気管支喘息の子どもに直接面接を行い、学校や養護教諭に対する要望を聴くことで、養護教諭のより良い支援のあり方を考察することを目的とした。対象は、青森県弘前市内のH 病院、K 病院に通院している気管支喘息の小・中学生(保護者を含む)50名であった。 学校側と気管支喘息について話し合いを15名がもち、学級担任はすべてに同席していたが、養護教諭が同席した者は4名であった。自分の病気(気管支喘息)についての理解度では、理解していると思っている者は、学級担任では68%、養護教諭では56%であった。学校での発作時の対応については養護教諭に対応してほしいが48%、担任に対応してほしいが24%であった。養護教諭に期待することは、「発作の対応」に関する期待が最も多く、次いで「日常の対応」、「学校環境の改善」であった。以上より、養護教諭は学校側と家族・子どもとの話し合いの場に積極的に参加し、コミュニケーションを取った上で、日頃の支援をすることが望まれる。
- 2007-10-01
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