ラン藻Lyngbya sp.no.108株の水素生産および成育に対する食塩濃度の影響〔英文〕
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Hydrogen production by Lyngbya sp. (no. 108) immobilized on calcium alginate was affected by the salinity of the reaction mixture and growth medium. Free cells grown in 3% NaCl produced less hydrogen than cells grown in lower salt concentrations. Hydrogen production by immobilized cells increased with increasing salinity of growth medium. Calcium alginate gel also seems to protect these cells from osmotic shock.アルギン酸ナトリウムで固定化したラン藻 Lyngbyasp.no.108 による水素の生産量は、培地および反応液の食塩濃度に影響を受けた。3%以上の食塩濃度の培地で培養した菌体の水素生産量は、3%以下の食塩濃度の培地で培養した菌体の水素生産量より低かった。しかし、これらの菌体を固定化した場合、培地の食塩濃度が増大するとともに、水素の生産量も増大した。これらの結果より、菌体を保持しているゲルが、浸透圧によるショックから菌体を保護していると考えた。
- 広島大学生物生産学部,農林水産研究情報センターの論文
著者
関連論文
- 345 中温性ラン藻による水素生産 (第9報) 水素生産反応時の酸素発生活性の変化
- 626 ラン藻Lyngbya sp.(No 108)株からのCytoplasmic membrane および thylacoid membraneの単離
- 358 中温性藍藻による水素生産に関する研究(第六報) : 糖質の蓄積に及ぼす塩濃度の影響について
- ラン藻Lyngbya sp.no.108株の水素生産および成育に対する食塩濃度の影響〔英文〕
- 中温性ラン藻Lyngbya sp.no.108株による水素の生産(第8報)菌体中のグリコーゲンと水素生産との関係について(微生物-醗酵生産-, -代謝-)
- 345 中温性ラン藻による水素の生産(第7報) : Lyngbya sp. strain No.108の中量培養と水素生産について
- 450 固定化ラン藻による水素の生産(第2報)
- 523 固定化ラン藻による水素の生産