Carrection to the Paper "Multiple Tension-Crack Model for Dilatancy : Surface Displacement, Gravity and Magnetic Change"
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概要
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上記論文(SASAI 1986)の一部に.誤りが見つかったので,訂正する.それはT33型クラック・モデルの重力変化の項である.なおこの誤りは,地震研究所の大久保修平博士に指摘して頂いた.単一のT33型クラックの及ぼす応力場で,半無限弾性体に生ずる密度変化に伴い,重力も変化する.ところがこのタイプの力源では,密度変化による項は,結果としてゼロになることが分かった.原論文における(4.19)式は,(4.19')式に訂正する.これに伴って,原論文ではFig.8(c)に示した重力変化の例を,Fig.8'(c)のように改める.同一の最大隆起を示す複合テンション・クラック・モデルのうち,T33型の重力変化が最も小さく,10cm程度の隆起量では,クラック内部を満たす物質の密度の違いを判別できない.なお大久保(準備中)によれば,T33型の他に,垂直たてずれのせん断型くい違いを表す歪核(W23型とW31型)においても,密度変化による重力変化は,地表ではゼロになる.これはピエゾ磁気効果についての同様な結果(SASAI,1980)と完全に一致しており,興味深い.この事実の直観的で理解しやすい解釈は,今の所,得られていない.なお,原論文の数式における,いくつかのミスプリントも訂正した.誤りを指摘した上に,色々議論して頂いた大久保修平博士に,心から感謝します.
- 1988-12-23
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