The Fracture of a Semi-infinite Body Caused by an Inner Stress Origin and Its Relation to the Earthquake Phenomena (Second Paper) : The Case of the Materials Having Some Heterogeneous Structures
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概要
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前回は構造が非常に均一な場合と極度に不均一な場合の両極端の場合について述べたが,今回はその中間のやや不均一な構造をもつ媒質について,内部力源によつて発生する破壊の諸性質,とくに破壊の際に発生するElastic Shocksの起こり方を実験的に調べた.実際の地殼もこの場合に相当すると考えられる.地殻と類似の不均一構造をもつモデル物質として,適当な混合物をふくんだ4種類のコンクリートを用いて実験を行なつた.この場合の破壊の発生型として注目されることは,顕著な主破壊の発生に先行して,小破壊群が増加すること(すなわち,Foreshocksの発生)および主破壊にひきつづいて小破壊群が続発すること(Aftershocks)等である.その場合,主破壊前後のElastic Shocksの大きさ分布に明瞭な差が認められ,石本・飯田の係数mが,AftershocksではForeshocksのそれよりも0.3ほど大きくなる.これまでの実験を綜合すると,破壊乃至Elastic Shocksの発生型として,(1)本震にひきつづいて余震が起こる,ただし前震を伴わない型(2)前震が先行して,本震,余震と続く型,(3)群発型,の以上3つの典型的な型があることが結論される.勿論,実際はこれらの発生型の中間的な場合もあり,漸移的なものと考えられる.この発生型の違いは,媒質の構造の均一さまたは不均一さの度合に因ることが明らかにされた.これらの発生型に類似のものが,自然地震においても認められる.
- 1963-09-30
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