「歩哨」の媒体としての携帯電話の可能性と課題
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概要
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これまで、世の中の出来事や事件を人々に伝達する「環境の監視」活動は伝統的マス・メディアによって行われてきた。だが近年、PCや携帯電話などの新しい情報通信技術が急速に普及したことによって、状況に変化が生じている。特に携帯電話はその偏在性と速報性という特性によって「環境の監視」活動に重要な役割を持ち始めている。本研究は2001年9月11日の「米国同時多発テロ」を取り上げ、伝統的マス・メディアの領域として考えられてきた「環境の監視」において、新しい情報通信技術が最初のニュース・ソースとしてどの程度活動したかを検証するものである。携帯電話によるやりとり、特に緊急情報に関するメールが、予期せぬ状況の情報伝達時に重要な役割を果たし得る可能性とそれに伴う課題に関して考察した。
- 筑波大学現代語文化学系の論文
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