中国における「民族」概念:その理論と実践--民族識別作業を中心として (特集 民俗学からみた民俗と国家)
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概要
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中華人民共和国建国以来、民族の定義、民族の形成、「民族」という語彙の翻訳など民族論をめぐる論争は、社会科学研究における最も有名な論争として、民族学・人類学・言語学などの分野の学者によって、さまざまに論じられ、今日に至るてきている。それは中国が「統一された多民族国家」で、「民族とは何か」についての論争は、理論的にはもとより、民族政策などにもただちに影響するためであるといえる。「民族」概念は中国でどう運用されてきたのかを、中国の民族識別という作業からみて行きたい。 ...
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