〈技術報告〉チューリップの鉢物栽培におけるパクロブトラゾールを用いた球根浸漬処理の効果
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概要
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チューリップ(Tulipa gesneriana L.)4品種を供試し、植物成長調整剤パクロブトラゾールの球根浸漬単独処理または土壌灌注処理との併用処理を行い、生育と開花への影響から、本剤の処理効果を調べた。球根浸漬処理はパクロブトラゾール水和剤の300、500および700ppm水溶液(有効成分)を用いて、定植前に1時間浸漬した。また、3品種については500ppmの球根浸漬処理をした後、発蕾時に一鉢あたり500ppm水溶液の100ml土壌灌注併用処理を行った。その結果、栄養成長である草丈や節間長において本剤による矯化効果が認められたが、処理区間や品種間によってその程度は異なった。一方、生殖成長の花弁の大きさに関しては、4品種いずれの品種や処理区にも本剤の影響はあまり見られなかったが、開花期は無処理区よりも長くなる処理区、品種が多かった。
- 筑波大学農林技術センターの論文
- 2004-03-31
筑波大学農林技術センター | 論文
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