＜研究論文＞香港における中国人学習者の日本語学習に対する動機（BF）、学習ST及び学習活動上の好みに関する調査 : 香港4大学機関の調査から
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概要
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本稿は香港における中国人学習者に受け入れられやすい教授法や教室活動を提供するための基礎データを収集する目的で、2000 年3 月～4 月にかけて香港の4 つの大学機関で実施した中国人学習者の動機（ビリーフ：以下BFと略記する）、学習ストラテジー（以下STと略記する）及び学習活動上の好みに関する調査の報告である。調査ツールは、Schmidt他（1996 ）が使用した学習者の動機に関するアンケート調査項目（1 ）(50項目：内発的動機5 項目＋追加1 項目／外発的動機15 項目／個人的な目標5 項目／成功への期待9 項目／BF（目標言語への態度4 項目／不安感6 項目）／動機の強さ5 項目)とOxford(1989 )の言語学習ST 調査表（SILL）の50 項目（2 ）（記憶9 項目／認知14 項目／補償6 項目／メタ認知9 項目／情意6 項目／社会的6 項目）を融合させ、それに新たに学習活動上の好みに関する8 項目（（伝統的教授法4 項目／コミュニカティブ（以下CAと略記する）教授法4 項目）を追加した北京語版MBLSP（Motivations, Beliefs,Learning Strategies, and Learning Preferences）である。統計処理によってデータの傾向について分析した結果、日本語学習に対する中国人学習者特有の動機（BF）、学習ST及び学習活動上の好みに関する傾向が明らかになった。 For the purpose of collecting basic data to provide effective methods and class activities, the author conducted a survey on the motivations, learning strategies and learning preferencesChinese learners have regarding language learning, at four universities in Hong Kong in 2000 . Using MBLSP, the author combined the survey categories used by Schmidt (1996 ) and Oxford (1989 ) , adding learning preferences.The survey results show tendencies of motivations, learning strategies and learning preferences of Chinese learners in Hong Kong.
- 2001-02-23
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