Painlevé性 : 可積分判定法という観点から
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概要
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可積分系と呼ぼれる研究分野において,与えられた非線形発展方程式の可積分性を調べることはもっとも基本的な問題の一つである。しかし可積分という概念の定義ははっきりせず,その性質のみが研究されている。例えぽ解析的手法で厳密解が構成できれぽ,可積分方程式といわれている。それでは厳密解を構成せずに可積分性を調べる方法はないものか。この小論では可積分性の性質の一つであるPain-leve性に着目し,それを可積分判定に用いる方法(いわゆるPainleveテスト)について,最近の研究成果を含めて,筆者なりに解説したい。
- 慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会の論文
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会 | 論文
- 訂正表 Painleve性(慶應義塾大学日吉紀要自然科学No.32,pp.1-37,2002年)の訂正表
- Painlevé性 : 可積分判定法という観点から
- モーリス・ド・ゲラン『ラ・バカント』(翻訳)
- モーリス・ド・ゲラン『ル・サントール』(翻訳)
- バルベー・ドールヴィイ『歴史の一頁(一六〇三年)』(翻訳)