DEUXIEME HORIZON Récit d’une quête
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概要
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京都工芸繊維大学 工芸学部研究報告 第51巻 人文(2002) pp.31-45大岡昇平の『野火の意図』と『野火におけるフランス文学の影響』を翻訳した上で、『野火』を改めて読む。まず、『野火の意図』で大岡自身が上げているドニ・ド・ルージュモンの『恋愛と西欧』を鍵として、大岡昇平の文学観を探る。次いで『野火におけるフランス文学の影響』の中で、大岡がヴェルレーヌの詩を基に解釈する聖書における炭火の意味を考察する。ここでの炭火は神の怒りの象徴として存在し、このことが『野火』における火を解釈する鍵ではないかと考えた。『野火』の中では火を表わすものとして煙が何度か扱われるが、大岡の自伝『幼年』の中でも、工場の煙に対して恐怖の念を持っていたことが書かれている。こうした材料を基に、『野火』に見られる大岡の無意識の部分の考察を深めてゆく。
- 2003-03-01
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