英語教育における小中連携の比較研究 : 2県の小学校教員へのアンケート調査からの示唆
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概要
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本研究では,2県の小学校教員へのアンケート調査を通して,(1)英語活動の実施状況の違いを比較,(2)小中連携の違いを比較し,さらに,(3)外国語活動の必修化に向けた小中連携の課題について,明らかにすることを目的とする。対象は,地域差を考慮して,英語教育が先行する県の代表として石川県の公立小学校教員104名と後発の代表としての山口県の小学校教員73名とした。アンケートは,設問に対して答えを選択するものと自由記述から構成され,分析は2県の結果の比較とクロス集計を通して行った。また,自由記述の分析も行った。その結果,以下の3つのことが明らかになった。(1)英語活動と小中連携に違いがあった。(2)先行地域では小学校間の連携ができていることが示された。(3)外国語活動必修化に向けて,地域差を考慮した小中連携が必要であることが示唆された。
- 日本教科教育学会の論文
- 2010-10-20