1105 課題解決型ワークショップによるプロジェクトマネジメント支援活動(一般セッション)
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概要
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昨今のIT企業では,組織的にプロジェクトを成功させる様々な取組みが行われている.そのひとつに,プロジェクトマネージャ相互の情報共有や人材開発を目的としたコミュニティ活動がある.富士通株式会社では,PMコミュニティというバーチャル組織活動の一環で「車座ミーティング」を展開している.この活動を参考に,製品開発部門においても一昨年前から,プロジェクトマネージャを集めてワークショップ活動を開始している.当初はプロジェクトマネージャの気づきの場を目的に行っていたが,プロジェクトマネージャ自身が,プロジェクトの課題解決に向け,施策を相互に議論し試行する場へと変化している.そして参加者はワークショップで得られた知識,ノウハウを自身のプロジェクトへ導入し,プロジェクトの課題解決にあたっている.またこの活動で得られたプロジェクトマネージャ自身が保有するノウハウ(暗黙知)をデータベース化(形式知)し,PMBOKの知識エリア毎にカテゴライズして広く公開しプロジェクトマネジメントの支援活動を実施している.本稿では,ワークショップを通したプロジェクトマネジメントの支援活動を紹介する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2010-03-11