中立的移動過程,再分布ポテンシャル及びシュライオックの選択指数
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概要
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本稿は,中立的移動過程の理論的概念を検討したものである。この概念は,(1)地域間人口移動の再分布効果を決定する際における出発地・到着地選択過程の相対的重要性を評価し,(2)出発地・到着地選択過程に,より有効な代替指標を提案することによって,シュライオックの移動選択指数の基本的な性格を明らかにすることに用いることができる。これらの目的を明示するために,ここでは,合衆国の4大地方間合衆国生まれ(及び外国生まれ)人口の移動に関するデータを用いる。50州や数百の経済地域のデータを用いずに,少数の地域データを用いるのは,全体の分析手続きと実証結果を単純化して,明示しようという目的のためである。
- 日本人口学会の論文
- 1999-12-01
著者
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