「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」についての欧州十分性審査の観点からの考察
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概要
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「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」 が決定され,パーソナルデータの利活用,個人情報保護制度に関する見直しが佳境を迎えている.大綱は 「グローバル化への対応」 を大項目として備えているが,同項目に定められた事項以外の事項も,実質的にはグローバル化,特に欧州十分性審査に対応するための事項を多く含んでいる.他方,欧州十分性審査への対応につき,自覚的に要件を網羅的に満たそうとした形跡は見られない.本稿では,大綱の内容を欧州十分性審査の観点から再点検し,学術的論点を指摘するとともに,今後の制度設計に資することとする.
- 2014-09-11
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