Triangular符号に基づく噴水符号(誤り訂正符号,一般)
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概要
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多元低密度パリティ検査符号に基づく噴水符号は,情報パケット数が有限のときに,復号性能が高いことが知られているが,復号における空間計算量が体の拡大次数に対して指数関数的に増大するという問題がある.一方,Triangular符号は情報パケットに対してシフト演算と排他的論理和を用いることで符号化を行う方式であり,ZigZag復号法を用いて効率よく復号が可能なことが知られている.本稿では,Triangular符号化を噴水符号に適用し,情報パケット数が有限のときに復号性能が高く,復号時の空間計算量の少ない噴水符号を構成する.数値実験により,提 案した噴水符号は Raptor 符号に比べ,受信パケットに関するオーバヘッドが少ないことを示す.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-09-20