脳波のフラクタル解析を用いた多機能電話の操作性評価に関する研究
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概要
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株式会社ネクスコ・エンジニアリング新潟では,新たに聴覚障害者(会話の不自由な利用者)のためタッチパネルによる双方向文字通信機能を搭載した非常電話機(以降,開発機)を製作した.この開発機に求められる重要な点の1つに,現行機との間に使用感の差異がないことが挙げられる.そこで使用感の定量的な評価方法として,脳波計による脳機能計測を行い,感性フラクタル次元解析法による使用感の定量化を試みた.その結果,被験者全体としては使用感に差異はほとんど見られないが,聴覚障害者は操作性の紛らわらしさからストレス感が増加するという結果が得られた. 以上のことから,感性フラクタル次元解析手法を用いた評価を行うことで製品の具体的な改善点を見出し易くなることが示唆された.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-09-17
著者
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中川 匡弘
株式会社 ネクスコ・エンジニアリング新潟
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角田 拓也
長岡技術科学大学
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清水 正大
長岡技術科学大学
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猪又 広樹
株式会社 ネクスコ・エンジニアリング新潟
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田村 進一
株式会社 ネクスコ・エンジニアリング新潟
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古川 裕一
株式会社 ネクスコ・エンジニアリング新潟
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富田 正則
株式会社 ネクスコ・エンジニアリング新潟
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須藤 直人
株式会社 ネクスコ・エンジニアリング新潟