光ファイバセンサを用いた超音波と温度変化の分離計測
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概要
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近年,超音波診断の分野では音響放射力インパルス(ARFI: Acoustic Radiation Force Impulse)と呼ばれる技術が注目されている.ARFIでは強力な超音波を用いるために,生体の超音波照射部位における温度上昇やキャビテーションによる非熱的作用が懸念される.そこで本研究では,光ファイバセンサFBGを用いた超音波の音圧と温度変化を同時に分離計測するシステムを提案する.今回は2種類の長さのFBGを用いて温度・歪み静特性,並びに超音波・温度測定を行った.温度・歪み静特性は10mmFBGで9.5pm/℃,21pm/MPa,1mmFBGで9.4pm/℃,22pm/MPaが得られた.超音波測定では,10mmFBGで最も高感度の波長で4.07V/MPa,1mmFBGで0.356 V/MPaが得られた.温度測定では,10mmFBGにおいて37-40℃,39-42℃で温度変化を測定できると考えられる.1mmFBGでは38-39℃以外の温度変化を測定するのは難しく,今後の検討が重要である.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-09-05
著者
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