負荷分散技法OhHelpによる粒子コードの並列化
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概要
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本稿では,粒子コードを負荷分散技法 OhHelp[1] を用いて並列化し,その効果を検証した.OhHelp とは,粒子空間分布の偏りから生じる負荷不均衡を緩和することができる並列化手法である.今回は極端に偏った空間分布を持つ粒子をシミュレーションの対象とし,プロセス数を 32 から 1024 まで変化させ,計算速度と各プロセスにかかる負荷を観測した.その結果,プロセス数に対して線形的な計算速度の上昇がみられた.また,全プロセスに概ね均等に負荷分散がされていることも観測された.
- 2014-07-21
著者
-
田中 和夫
大阪大学工学部
-
坂上 仁志
核融合科学研究所
-
坂上 仁志
核融合科学研究所基礎物理シミュレーション研究系
-
仁井 大心
大阪大学工学研究科
-
羽原 英明
大阪大学工学研究科
-
田中 和夫
大阪大学工学研究科
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