日常会話におけるオノマトペ使用 : 主観的使用頻度の地域差・使用状況・使用対象(コミュニティ,コミュニティとコミュニケーション及び一般)
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概要
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オノマトペ(擬音語・擬態語)は表現力豊かな言葉であるとされており、その性質や応用可能性について明らかにされつつある。本研究は、オノマトペが言語コミュニケーションにおいて果たす役割を検討するため、地域によってオノマトペの使用頻度が異なるのか、またどのような人に対して用いられるのか、どのような伝達内容に対して用いられるのか、を調べるため全国規模の調査を行った。結果として、主観的な使用頻度には地域差は無いものの、オノマトペの地域差に対する根強い信念が存在すること、またオノマトペが親密性の高い間柄で用いられる点や、触覚や視覚情報を伝達する際に最も多く使用されることがわかった。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-08-16
著者
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小松 孝徳
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科
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中村 聡史
明治大学総合数理学部
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平田 佐智子
東京大学医学部附属病院
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秋田 喜美
大阪大学大学院言語文化研究科
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澤井 大樹
株式会社イデアラボ
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小松 孝徳
明治大学総合数理学部
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