被災地におけるアートプロジェクトの展開と可能性 : ハンドツリーアートプロジェクトの実践を事例として
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概要
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2011年3月11日に発生した、東日本大震災の復興支援芸術活動として実施された《ハンドツリーアートプロジェクト》について、制作研究報告をおこなう。《ハンドツリーアートプロジェクト》は神戸ビエンナーレ2011の企画として、東北地方の被災地の人々と、阪神淡路大震災から復興をとげた神戸の人々をつなぐプロジェクトとして活動を始めた。本プロジェクトは「ワークショップ・展示・ホームページの情報発信」の3つを主な活動としている。被災地の状況が刻々と変わる中で、筆者がどのように現場に対応して計画を立案し、具現化したのか、活動プロセスを振り返ると同時に、大人と子供の一人一人が自分の想いを言葉や形にして表現することの意義や在り方について考察した結果、アートが被災者の心のケアにつながることが実証された。
- 環境芸術学会の論文
- 2013-10-26