震災後、支援の中で抑うつ症状を呈した教員の一例
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概要
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2011年3月の東日本大震災は多くの混乱をもたらした.そのひとつに原子力災害による学校の避難の問題がある.子どもたちは避難先の学校に入り,そのケアも行われたが,その子どもたちをケアする教員に対するケアはあまり重要視されなかった.教員は子どもたちを守るべく努力したが,その努力の裏では対象喪失や今後の見通しのなさなどにより,不眠や食欲不振などの抑うつ症状を呈するものもいた.ここではその1例を通じて,災害時の心のケアに当たる人へのケアの重要性について考えたい.
- 福島県立医科大学の論文