近赤外分光法と多変量解析を用いた食品の定量分析(第11回赤外放射の応用関連学会年会)
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概要
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牛乳やマヨネーズ等の食品には脂質が含まれている。その脂質を定量する場合、溶媒抽出を基調とした分析手法が一般に用いられている。しかし、同手法を用いた場合、測定に大変時間がかかる。そこで今回、分光反射法と多変量解析を組み合わせた簡便な定量手法を検討した。スクリュー管瓶を用いて、牛乳やマヨネーズの反射率が簡便に測定できることがわかった。得られたデータに対し、多変量解析の重回帰法、PLS法、サポートベクター回帰法(SVR法)の各手法を適用し、それぞれの脂質の定量精度を比較した結果、いずれの手法においても良好な結果が得られた。
- 一般社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2014-01-21