メトリクスを用いた複数プロジェクトのQCD監視(<特集>成功するプロジェクトのための仕組みと組織活動)
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概要
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本稿では,メトリクスを活用したプロジェクト管理システムについて述べる.このシステムは,SIやパッケージ開発など,目的が異なるプロジェクトを同時に監視することを特徴としている.本システムの導入によってPMO/SQAや事業責任者が同じ視点でプロジェクトの状況を把握できるようになった.本稿では,事業領域ごとの特徴を調査し,どの事業領域でも適用可能な標準メトリクスについて紹介する.実際の運用では,プロジェクトマネージャがメトリクスを集め,PMO/SQAに報告する作業が発生する.このため,プロジェクトマネージャの負荷を削減する目的で,プロジェクトマネージャが通常利用している進捗管理ツールから,自動的にメトリクスを生成して,本システムへデータを投入することができる機能を開発した.本システムでは,PMO/SQAや事業責任者が毎週チェックを行い,アラーム機能や時系列変化をチェックして,リスクの高いプロジェクトの検出が可能になる.また,複数プロジェクトを並行して監視することで,管理コストを低減させることが期待される.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2013-12-15
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